水泳ダイエットは効果があるか

水中での運動

 

 

水泳はダイエットに非常に効果的であるという話はよく耳にします。科学的に考えれば、この話は確かに本当のことを言っています。しかし、なぜ水泳がダイエットに効果的であるのかという原理については、一般的にはあまり知られていないようです。

 

 

その原理には、まず、水泳は消費カロリーが大きいということが挙げられるでしょう。水泳を行っている時は、体の多くの部分が温度を伝えやすい水と触れ合っているため、陸上で運動している時と比較してはるかに早いスピードで体温が奪われていくのです。

 

 

そうなると、人間の体は体温を保つために、体内のカロリーを消費して体温を上げようとします。その結果として消費カロリーが大きくなるという構図です。次に挙げられるのは、水の中では色々な方向に負荷がかかるということです。水の中においては、水の抵抗というものがあるために、腕や脚を軽く動かそうとしただけでも負荷がかかります。このため、水中の運動は陸上での運動よりも、筋肉を色々な角度から鍛えることができるのです。

 

 

例えば、水の中では単にウォーキングをするだけでも、負荷は上半身の筋肉にまでかかってきますし、姿勢を変えるだけでも水の負荷に抵抗しなければならないために、いわゆるインナーマッスルと呼ばれる体の深い部分の筋肉を活性化する効果も期待できるのです。